JEMTCのパソコン有償譲渡ってどう?評判・FAQまで解説


JEMTC(一般社団法人 日本電子機器補修協会)は、パソコンをできるだけ安く、かつ安心して手に入れたい方に注目されている「有償譲渡会」を運営しています。

一般的な中古パソコンとは異なり、JEMTCではリース終了後のパソコンを落札して整備し、さらに3年間の保証を付けて提供している点が大きな特徴です。

本記事では、JEMTCのの活動内容や有償譲渡会の仕組み、評判・口コミやFAQまで詳しく解説します。特に、初めてパソコンを購入する方や、コストを抑えて保証付きのパソコンを手に入れたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。


JEMTC(日本電子機器補修協会)とはどんな組織?

JEMTC(一般社団法人 日本電子機器補修協会)は、「人と地球をみらいへ活かす」を理念に掲げ、幅広い分野で活動する団体です。

電子機器の修理や再生をはじめ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。

再生されたパソコンや電子機器は、初期化と必要なOS・ソフトの導入を経て、有償譲渡会や通信販売で提供されています。

これまでに有償譲渡会は9,000回以上開催されており、JEMTCの代表的な活動の一つと言えるでしょう。

設立目的

JEMTCは、家庭向けに安価で保証付きの再生パソコンを提供することを目的として設立されました。

加えて、日常生活でのパソコン需要の増加や、過剰生産・廃棄による資源枯渇や環境汚染といった社会的課題にも注目しています。

上記の背景から、2016年に再生パソコンの安定供給を担う有償譲渡部門と、専門スタッフによる充実したサポートを行う修理補修部門を統合し、JEMTCが誕生しました。

官公庁や地方自治体との関わり

JEMTCが取り扱う再生パソコンは、官公庁や大企業のリース契約が終了したパソコンを整備したものです。

加えて、大規模災害時における通信端末支援を通じて、地方自治体と密接に連携しています。

また、一般社団法人中央共同募金会との協定により、全国の市町村社会福祉協議会を通じて、災害時に必要な通信端末を無償で貸し出しています。

一つの自治体につき最大50台までパソコンを供給できるほか、プリンターや無線回線などの周辺機器も併せて提供可能です。

貸出期間は原則6か月ですが、状況に応じて延長できるとのことです。

大規模災害時における通信端末支援実績

JEMTCは、令和元年の東日本台風災害、令和2年7月の豪雨災害、令和6年の能登半島地震、令和7年8月の豪雨災害において、各避難所で使用する通信端末や通信回線を無償で提供しました。

さらに、新型コロナウイルス感染拡大が深刻化した令和2年~令和3年には、愛知県江南市職員のテレワーク用として50台のノートパソコンを無償貸出し、東京の屋外PCR検査施設を新たに稼働させる医療施設4か所に対しても、パソコン端末・無線通信回線・プリンターなどを無償で貸し出しました。

団体の概要

協会名一般社団法人 日本電子機器補修協会
略称:JEMTC(ジェムテク)
所在地愛知県名古屋市東区白壁3丁目2番1号
監督官庁の認可番号愛知県公安委員会 古物許可番号541021602900号
一般総合窓口TEL:052-936-8887
10時〜17時まで(年末年始のぞく)
技術補修センターTEL:052-325-7412
平日10時〜18時まで
加盟団体・資格取得等東京商工会議所・名古屋商工会議所・大阪商工会議所・福岡商工会議所 会員
プライバシーマーク取得事業所認可番号19001097(04)
総務省電気通信事業者登録番号C-28-01840
サイトURLhttps://jemtc.jp/


JEMTCのパソコン有償譲渡会とは

JEMTCのパソコン有償譲渡会とは、リース期間を終えて再整備された再生パソコンを低価格で購入できるイベントです。

点検や修理に加えて、Office互換ソフト(WPS)の導入も行われており、3年間の保証が付くため安心して長く利用できる点が特徴です。

さらに、パソコンの有償譲渡会を開催することで、IT活用の推進に貢献するとともに、資源の有効活用や電子機器廃棄の削減にもつながっています。

ここからは、パソコン有償譲渡会の開催地域と、実際に提供されるパソコンの性能や状態について紹介します。

開催地域と参加方法

有償譲渡会は、全国各地で開催されています。開催場所や日程の詳細を知りたい場合は、JEMTCの公式サイトをチェックするか、お問い合わせ総合窓口に電話して確認することをおすすめします。

パソコン有償譲渡会へ参加する際は、開催日に会場へ直接行きましょう。受付を済ませると、会場内に展示されている再生パソコンを自由に確認しながら選べます。

パソコンの購入を希望する場合は、3年間の修理保証登録と同意書への署名を行ったうえで精算し、そのまま持ち帰ることが可能です。

なお、環境保全を重視している取り組みなので、パソコンを持ち帰るための袋は各自で用意する必要があります。

譲渡対象のPCスペック・状態

有償譲渡会で譲渡されるパソコンは、主にリース期間3~5年経過後の再生パソコンです。

新品ではないため、状態や使用感には個体差があります。

会場に並ぶ再生パソコンは、初級者向けのメモリ4GB搭載モデルからCorei5やSSDを備えた高性能タイプまで用意されています。

価格は28,600円〜60,000円前後(税込)で設定されており、利用目的に応じて選べるのが特徴です。


「有償譲渡」って本当に大丈夫?誤解を解く3つのポイント

「有償譲渡」と聞くと、購入に抵抗を感じる方もいるかもしれません。本来無料で提供される機器を有料で販売しているのではないか、また品質や保証に不安があるのではないかと考える方もいます。

ただし、JEMTCの取り組みは利益追求を目的とせず、再生処理や保証対応にかかる費用を賄う仕組みである点が大きな特徴です。ここでは、有償譲渡の誤解を解く3つのポイントを紹介します。

有償の理由:整備・ソフト・保証の実費

JEMTCのパソコン有償譲渡会では、利用者が安心して使えるよう徹底した整備工程を経て、再生パソコンを提供しています。

まず、譲渡対象となるのは主に官公庁や企業でリース使用されていた、比較的状態の良いパソコンです。

入札により入手したあと、クリーニングと動作確認を行い、不具合のあるものは修理し、利用できないものは部品として再利用します。

さらに、データが復元されないよう既存のストレージは新品のSSDへ交換し、OSやソフトのインストール、動作確認と再クリーニングを経て出荷されます。

会場に到着したあとも、最終チェックを通過したパソコンだけが展示・譲渡される仕組みです。

上記のように、整備費用やソフト代に加え、3年間の動作保証を付帯しているので、「有償」での提供となっています。

譲渡会の再生パソコンと一般的な中古パソコンを比較

JEMTCが扱う再生パソコンは、整備や動作確認を経たうえで3年間の長期保証が付帯されています。

万が一、通常使用で故障した場合でも、修理や部品交換に無償で対応できる体制が整っており、信頼性の高さが強みです。

また、JEMTCの有償譲渡会で提供される再生パソコンはサポート面も充実しており、電話や現地窓口での相談が可能です。

さらに、有償譲渡会の実施はリユースの推進だけでなく、年齢や地域にかかわらず誰もがデジタル技術に触れられる環境づくりにもつながっており、社会的な役割を担っていると言えるでしょう。

ただし、市場の中古品と比べると販売価格がやや高めになる機器もあり、新品ではないため最新スペックではない点に注意が必要です。

一方、ネットや中古PCショップで販売されている中古パソコンなら、高スペックの機種を新品よりも手頃な価格で入手できるうえ、豊富な選択肢から選べるという利点があります。

しかし、一般的な中古パソコンは、保証がなくサポート体制も十分ではないことが多く、パソコンを初めて使う方にとっては不安が残るでしょう。

寄付や無償提供との違い

「譲渡」とは、物や権利を他者へ移す行為を指し、その形態は有償の場合もあれば無償の場合もあります。

したがって、譲渡には必ずしも「無料」の意味は含まれません。

一方で「無償提供」は、対価を求めずに物品やサービスを受け渡す行為を表します。

なかでも、社会的な支援や公益性を目的として行われるものは「寄付」と呼ばれ、単なる無料提供とは区別される場合があります。